EclipseでOracle DB開発 - Oracle DB Plugin for Eclipse DTP

Oracle Database Plugin for Eclipse Data Tools Platform」のEarly Adopter Release (1.0.0.464) が、OTNでリリースされました。

Oracle Database Plugin for Eclipse Data Tools Platform」は、Oracle Database関連の機能を追加する、Eclipse Data Tools Platform (DTP) に対するプラグインです。Eclipseプラグインに対するプラグインというのも、変な感じですが…。

Oracle Database Plugin for Eclipse DTPを使うと、EclispeからOracle Databaseのスキーマに対して次のようなことができます。詳しくは、上記の「Getting Started」をご覧ください。

  • データベース オブジェクト (テーブル、ビュー、シーケンス、プロシージャなど) のブラウズ
  • データベース オブジェクトの各種情報 (テーブルのカラム、インデックス、制約、外部参照など) の表示
  • テーブルのデータのロード、抽出、編集、DDL生成
  • SQLエディタ
    • SQL文やPL/SQLストアド プロシージャの編集
    • 構文のカラー ハイライト
    • SQL予約語、テーブル名、カラム名SQL関数などの補完
    • SQL文、PL/SQLストアド プロシージャの実行
    • SQL文の実行計画の表示

Eclipse 3.2.2 + Eclipse DTP 1.0 + Oracle Database Plugin for Eclipse DTP 1.0.0.464 から、Oracle Database 10g R2のHRスキーマに接続している環境で、画面キャプチャを撮ってみました。1枚目では、EMPLOYEESテーブルのカラム情報やデータを表示しています。2枚目では、SQLエディタでのSQL文の編集、実行計画のビジュアル表示、SQL文の実行結果の表示を行っています。

Oracle Database Plugin for Eclipse DTPのコードは、Eclipse DTPに寄贈する計画があるそうので、将来的にはEclipse DTPをインストールするだけで、上記のような機能が使えるようになるようです。詳しくは、上記の「Statement of Direction」をご覧ください。

Oracle Database Plugin for Eclipse DTPは、機能で比べるとOracle SQL DeveloperやOracle JDeveloperには劣りますが、Eclipseをメインで使っていて、複数のツールを切り替えて使いたくない、という場合などにはいいんじゃないでしょうか。