「Welcome BEA Developer Event」無事終了
昨日、オラクル青山センターで、BEA開発者/アーキテクト向けイベント「Welcome BEA Developer Event」を開催しました。参加された皆様、ご協力いただいた社内外の皆様、お疲れさまでした!
- S/N Ratio > Welcome BEA Developer Event 開催 (9/8、東京) (2008/08/28)
このイベントに前後して、OTN Japan、Oracle MixでもBEA関連の動きがいろいろあるので、合わせてどうぞ。SNS「Oracle Mix」の「BEA開発者 & アーキテクト」グループへの参加もお待ちしています。
- OTN > Welcome, Dev2Dev and Arch2Arch Members
- Oracle Mix > BEA開発者 & アーキテクト
- OTN Japan > Oracle Mixに参加しよう!
僕のセッション「最新の開発環境を学ぼう!」では、WebLogic Server連携が強化されたOracle JDeveloper 11gの最新の社内ビルドを使って、ライブ デモを行いました。この社内ビルドは、社外公開はしていません。
デモの流れは、こんな感じ。カッコ内は、時間不足のためスキップしたステップです。
まず前半は、モデル層 (JPAエンティティ、POJO、ADFデータ コントロール) の開発。
- JDeveloperから、Oracle Database SCOTTスキーマのEMP表 (社員表)、DEPT表 (部門表) の内容 (表定義や実データ)を確認
- ウィザードで、EMP表、DEPT表を元に、1対多の関係を持つ2つのJPAエンティティを自動生成
- JPAエンティティのソースコードを確認 (JPAアノテーション、自動生成された全件検索するJPQLなど)
- 後で使う、DEPT表に対応するJPAエンティティ (Departmentエンティティ) を全件検索するJPQLも確認
- (新規UML クラス図を作成し、2つのJPAエンティティをクラス図にドラッグ &ドロップ。クラス図で、1対多関係を確認)
- 「Javaサービス ファザード」(JPAエンティティを操作するメソッドを持ったPOJO)を自動生成
- (Javaサービス ファザードのmainメソッドで、Departmentエンティティを全件検索するメソッドを実行し、標準出力に部門名を出力)
- (Javaサービス ファザードを実行し、結果を確認)
- Javaサービス ファザードから、ADFデータ コントロールを自動生成
そして後半は、プレゼンテーション層 (JSFページ、ADFデータ バインディング) の開発。
- JSFページを新規作成
- パネル タブ コンポーネント (ADF Faces Rich ClientのpanelTabbed) を追加し、タブ (ADF Faces Rich ClientのshoeDetailItem) をいくつか追加
- ADFデータ コントロールをJSFページにドラッグ &ドロップして、データをバインディング
- まず、Departmentエンティティを全件検索するJPQLを実行するJavaメソッドの結果 (Deptエンティティのリスト) をJSFページにドラッグ &ドロップし、読取り専用フォームを自動生成
- 次に、結果のDepartmentエンティティの配下のEmployeeエンティティ (各Departmentエンティティと1対多関係を持つEmployeeエンティティのリスト) をJSFページにドラッグ &ドロップし、フォームを自動生成
- (このフォームに、JPAエンティティをマージするメソッドをJSFページにドラッグ &ドロップし、社員情報の更新ボタンとして追加)
- 同じEmployeeエンティティをJSFページにドラッグ &ドロップし、今回はグラフを選択 (種類は積み上げ棒グラフ、データはEmployeeエンティティのsalプロパティ (給与) とcommプロパティ (ボーナス)、X軸はenameプロパティ (社員名)
- 部門を変更したら、その部門に属する社員データをグラフに表示するため、棒グラフ コンポーネント (ADF Faces Data Visualization ComponentsのbarGraph) のpartialTriggers属性に、部門フォームの4つのボタンを追加
- JSFページを実行
- Webブラウザで動作を確認
- 部門を変更すると、その部門に属する社員の情報だけが、フォームやグラフに表示されることを確認
- 社員のフォームで給与/ボーナスの値を更新し、それがグラフに反映されることを確認
無事に動作確認してデモを終了したかったのですが、今回使った社内ビルドのBugを回避するためのある手順を実行し忘れていたため、Java EEアプリをデプロイでエラーとなり、動作確認できないというオチでした。スイマセン…
OTNで公開しているOracle JDeveloper 11g Technology Preview 4でも、(実行環境がOC4Jにはなりますが) 同じようにADFアプリの開発ができるので、興味のある方はお試しください。