「情報志向」を訴求、アプリケーションでもリーダーの座を狙うオラクル

satonaoki2005-06-01

ITmediaエンタープライズに、オラクルでビジネスアプリケーション製品 E-Business Suite (EBS) を統括している保科務執行役員へのインタビューが出ています。

ビジネスアプリケーションの分野では既存システムとの統合が否応なく求められます。EBSの場合、シングルデータモデルによるデータ統合 (Data Hub)のアプローチに加え、Oracle BPEL Process Managerによるプロセス統合のアプローチも可能です。

6/24開催の「Information-Age Applications Day 2005」で披露する「他社のERPをCustomer Data HubとBPELによって統合するデモ」は、現在鋭意作成中です。間に合うかな…。

また、2004年末に発表された「Oracle Application Server 10g Release 2」もSOA(サービス指向アーキテクチャ)のための基盤として大幅な機能強化が図られている。その年の6月にCollaxa買収を通じ、業界最先端のネイティブBPEL(Business Process Execution Language)エンジンを搭載したのが大きい。つまり、この2つの両輪によって、データの統合だけでなく、プロセスの統合でも他社に先んじたわけだ。

SOAをうたうベンダーは多いが、実際の製品として機能するのはOracleだけ」と保科氏。むしろ、こうした技術的な強みをうまく訴求できていないという。

それだけに6月24日に都内で開催するInformation-Age Applications Day 2005では、OracleSOAをコンセプトだけでなく、とことんライブにこだわって見せると意気込む。E-Business Suiteと他社のERPをCustomer Data HubとBPELによって統合するデモだという。