Thomas Kurian セッション x 2

ラクルの全製品をカバーするOracle OpenWorldの全トピックを紹介していると切りがないので、Oracle Fusion Middlware系の話題に絞って取り上げます。

Oracle Fusion Middlwareの開発を率いるThomas Kurianによるセッションは2つありました。1つは9/22に行われたGeneral Sessionで、製品としては、Java/SOA/BPM/IdMの領域をカバーしているもの。

当然ながら、旧BEA製品を統合した新しいOracle Fusion Middlwareベースでの内容になっています。僕のブログを読んでいる方なら既知の情報だと思いますが、下記のような製品群が紹介されました。

中でも、特に注目を浴びているのは、Oracle WebLogic Application Grid (WAG) でしょうか。WAGは、高性能で遅延の少ない Oracle JRockit Real Timeと、スケーラブルなデータアクセスをサポートするOracle Coherenceを組み合わせることで、データベース層やストレージ層に加えて中間層/アプリケーション層でも (オラクル流の)「グリッド」の実現を可能にするものです。

WAGは、旧BEA製品の既存のOracle製品との統合/連携が着実に進んでいることの典型例とも言えますね。

沢山ありますが、関連する記事やプレスリリースです。

さて、Thomas Kurianによるセッションの2つ目は、9/23のKeynoteで、「Information」を切り口にODI/BI/EPM/Enterprise 2.0を取り上げたもの。

Enterprise 2.0関連では、Oracle WebCenter Interaction (旧 AquaLogic User Inetraction) などを取り込んだ、新しいOracle WebCenter Suiteが紹介されました。リリース前のOracle WebCenter 11gのデモもありました。