Thomas Kurian セッション x 2
オラクルの全製品をカバーするOracle OpenWorldの全トピックを紹介していると切りがないので、Oracle Fusion Middlware系の話題に絞って取り上げます。
Oracle Fusion Middlwareの開発を率いるThomas Kurianによるセッションは2つありました。1つは9/22に行われたGeneral Sessionで、製品としては、Java/SOA/BPM/IdMの領域をカバーしているもの。
- Oracle OpenWorld 2008 > General Sessions > "Start in the Middle: The Integration Point"
当然ながら、旧BEA製品を統合した新しいOracle Fusion Middlwareベースでの内容になっています。僕のブログを読んでいる方なら既知の情報だと思いますが、下記のような製品群が紹介されました。
- JDeveloper、ADF、OEPE (Oracle Enterprise Pack for Eclipse)
- Oracle Service Bus (旧 AquaLogic Service Bus) をなど含むOracle SOA Suite
- Oracle BPM (旧 AquaLogic BPM) などを含むOracle BPM Suite
- Oracle WebLogic Server、JRockit、Tuxedo
- Oracle WebLogic Application Grid (Coherence + JRockit Real Time)
- Oracle Entitlements Server (旧AquaLogic Enterprise Security) などを含むOracle Identity Managemnt
中でも、特に注目を浴びているのは、Oracle WebLogic Application Grid (WAG) でしょうか。WAGは、高性能で遅延の少ない Oracle JRockit Real Timeと、スケーラブルなデータアクセスをサポートするOracle Coherenceを組み合わせることで、データベース層やストレージ層に加えて中間層/アプリケーション層でも (オラクル流の)「グリッド」の実現を可能にするものです。
WAGは、旧BEA製品の既存のOracle製品との統合/連携が着実に進んでいることの典型例とも言えますね。
沢山ありますが、関連する記事やプレスリリースです。
- オラクル、BEA製品との統合における重要な節目に到達 (2008/09/23)
- Java Developers to Benefit from New Release of Oracle JDeveloper and Oracle Application Development Framework (2008/09/22)
さて、Thomas Kurianによるセッションの2つ目は、9/23のKeynoteで、「Information」を切り口にODI/BI/EPM/Enterprise 2.0を取り上げたもの。
- Oracle OpenWorld 2008 > Keynotes > "Your Information@Work"
Enterprise 2.0関連では、Oracle WebCenter Interaction (旧 AquaLogic User Inetraction) などを取り込んだ、新しいOracle WebCenter Suiteが紹介されました。リリース前のOracle WebCenter 11gのデモもありました。
- Oracle、BEA の技術を採用した新製品を発表(2008/09/25)
- Oracle Extends Enterprise 2.0 Leadership (2008/09/23)