OC4JJtaTransactionManagerをSpringに寄贈
Oracleは、OC4J (Oracle Application ServerのJ2EEコンテナ)のトランザクション・マネージャをSpringとより緊密に統合するための拡張機能を、Spring Frameworkに寄贈しました。
org.springframework.transaction.jta.OC4JJtaTransactionManagerクラスは、JNDIルックアップなしにJTA TransactionManagerに直接アクセスすることができます。これにより、JTA UserTransactionではできない、トランザクションの一時停止(suspend)や再開(resume)、トランザクション分離レベルの設定などを可能にします。BEA WebLogic Server向けのWebLogicJtaTransactionManagerと同様の機能を提供している、とも言えます。
使い方は簡単で、JtaTransactionManagerの代わりにOC4JJtaTransactionManagerを使うだけでOKです。
<bean id="transactionManager" class="org.springframework.transaction.jta.OC4JJtaTransactionManager"> </bean>
OC4JJtaTransactionManagerに関しては、次のブログ・エントリから:
- Interface21 Team Blog > Oracle Contributing Oracle Application Server Integration Code to Spring Framework (2007/02/27)
Oracle製品 (OC4J、TopLink、JDeveloper)とSpringに関する情報は、次のページをどうぞ (OC4JJtaTransactionManagerに関する情報はまだ出ていません):
- OTN > Oracle and Spring
Springにおけるトランザクション管理に関しては、マニュアルやJavaDocなどを参照してください:
- Spring Framework 2.0 Reference Manual > Chapter 9. Transaction management
- org.springframework.transaction.jtaパッケージ