オラクル、SOAスイートのプレビュー版をリリースへ

Oracle SOA Suiteの開発者向けプレビュー版リリースに関する記事が出ています。

現在のOracle BPEL Process Managerの最新版は10.1.2.0.2ですが、今回プレビュー版を出すOracle SOA Suiteはリリース10.1.3.1となります。

Oracle SOA Suiteには、Oracle BPEL Process Manager (BPM/BPEL)、Oracle Enterprise Service Bus (ESB)、Oracle Web Services Manager (SOAセキュリティ/管理)、Oracle Business Activity Monitoring (アクティビティ・モニタリング)、Oracle Business Rules (ルール・エンジン) などの機能が含まれてます。(JDeveloperベースの) BPEL Designer、ESB Designerもあります。

また、リリース10.1.3.1は、すでに製品版リリース済みのOracle Application Server 10.1.3.0のアップデートという面もあり、OC4J (J2EEコンテナ) やJDeveloper (IDE) ではEJB 3.0仕様、JPA仕様に完全対応します (10.1.3.0ではドラフト仕様のサポートのみでした)。

プレビュー版は近日公開予定なので、公開まで今しばらくお待ちください。社内では公開に向けて鋭意作業中ですので :-)

また、このComputerworldの記事の後半は、Oracle SOA Suite以外のOracleの最近のミドルウェア/開発系の話題が取り上げられています。

Ajaxレンダリング・キットの開発」というのは、Oracleが開発中のAJAX対応JSFコンポーネント群です。OracleはすでにJSFコンポーネント群「Oracle ADF Faces」を「MyFaces Trinidad」としてオープンソース化していますが、開発中のAJAX対応JSFコンポーネント群は、Oracle ADF Facesをベースにした別のコンポーネント群となります。

「『OPAL』を新たにアピール」という話題もでています。OPALとは最近Oracleが使っている略語で、記事にもある通り、「OraclePHPApacheLinux」の意味です。

Oracle DatabaseやOracleASはPHPをサポートしていますし、ほとんどすべてのOracle製品はLinuxで動きますし、OracleASのHTTPサーバはApacheベースだし、ということで、「LAMP」の「M」だけはやめて「O」にしてね、ということで。