ITmediaオルタナティブ・ブログ「待望! 次世代ITリーダー」

satonaoki2005-10-03


企業向けITシステム関連のニュースサイト「ITmediaエンタープライズ」がリニューアルしたそうです。

IT業界の個性派ブロガーが揃っている「ITmediaオルタナティブ・ブログ」にも、「待望! 次世代ITリーダー」というテーマでIT業界のトップの方々が期間限定でブログに参加するとのこと。トップバッターは、なんと弊社社長兼CEOの新宅でした :-)

最初のエントリは、IT人材への投資がテーマですね。仕事柄、セミナやカンファレンスで講師をする機会も多く (このエントリで触れられている「高度IT人材アカデミー」さんとは、共同で何度かJavaセミナを開催したことがあります)、兼業で大学でのIT教育に関わり始めたこともあって、IT技術者のスキル・アップはどうあるべきなのか考えさせられました。

個人的には、IT技術者のスキル・レベル分布にもパレートの法則 (80対20の法則) が当てはまると思っているので、低いレベルの人材への投資のROIは低いのではないかと思います。

AからEの5段階に分けるなら、A (トップ・レベル) の人材は、放っておいてもバリバリ スキル・アップしていくので、お決まりの研修コースに放り込むよりは、他の優れた人材との人材交流などが有効かもしれません。BからCあたりは、たぶんROIが高い層だと思います。

DからEの層は難しいですね…。IT技術者の中には適性を欠いた人材が少なからずいると思いますが、技術者のスキルや成果への正当な評価がなされていない結果、本当に優秀な人材は他の職種に乗り換えるし、低いレベルの人材の方がそのまま居座る、という傾向があるような気がします。未だに人月ベースやコード行数/ステップ数で作業や成果を測ることが少なくないIT業界全体の問題でしょうか。