ミリセカンドの衝撃! 楽天証券がOracle Coherenceを採用


海外だけでなく、日本でも続々とユーザー事例が増え続けるOracle Coherence。今回は、楽天証券様が、東証の次世代株式売買システム「arrowhead」対応のリアルタイム情報配信システムを実装したことを発表しました。

メモリ・ベースのセッション管理の信頼性と可用性、短期構築可能、スケーラビリティ、ミッションクリティカルに応える製品サポートなどが、採用のポイントとのこと。

東証のアローヘッドの高速配信に対応したパフォーマンスと可用性を実現

楽天証券が、2010年1月4日に稼働開始した東京証券取引所の次世代株式売買システム「arrowhead(アローヘッド)」に対応した、フル板情報(*1)配信システムを同日に提供開始するため、短期間にシステム構築可能な「Oracle Coherence(オラクル・コヒーレンス)」を採用したことを発表しました。

個人投資家向けにもプロのディーリングルーム環境を提供するというコンセプトを掲げた楽天証券は、「arrowhead」の稼働開始に向けて、従来は証券会社内の環境でしか見ることができなかった現在値、売り買い気配値、引け条件付き注文、売買高、売買代金などのフル板情報をリアルタイムに配信する新システムを構築することを決定しました。

楽天証券は、2009年10月に「Oracle Coherence」を採用し、フル板情報配信サービスの認証・セッション管理システムの構築を開始、2010年1月4日、「arrowhead」の稼働開始に合わせてフル板情報配信サービスを開始しました。今回採用された「Oracle Coherence」は、高い信頼性と可用性でメモリ・ベースのセッション管理を可能にするため、「arrowhead」から瞬間的なフル板情報を表示するだけでなく、取引時間の引けにかけて成り行きでどのような動きをするのかなどの参照を可能にしました。「Oracle Coherence」が短期に構築可能だということ、今後のサービス拡充にも対応可能なスケーラビリティ、ミッションクリティカルに応える日本オラクルのサポート体制などが採用のポイントとなりました。


フル板とは・・・

2010年1月4日スタートする東証の次世代システム"arrowhead"の中核サービス「FLEX Full」に対応する楽天証券のサービス名です。

本対応により全銘柄のすべての注文情報(板情報)をリアルタイムで表示することが可能になり、一歩先を行くトレーディング環境を実現することができます。

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