Oracle、GoldenGateを買収

Oracleが、GoldenGateの買収を発表しました。

データ統合の分野に詳しくない方だと、GoldenGateという会社は初耳だ、という方も少なくないかもしれません。

GoldenGateは、「リアルタイム データ統合」をキーワードにしており、ヘテロな環境でソースDBのDBログ情報からDBの変更情報を取得し、変更された差分情報のみ (比較的少量) をターゲットDBに統合するCDC (Change Data Capture) 機能に強みを持っています。

ラクルのデータ統合製品群の中心は、Oracle Data Integrator (ODI) です。ODIは、いわゆるETLツール (正確には、ソースとターゲットの間に中間サーバを持たない「ELT」型) なので、どちらかと言うとバッチ型の大量データ統合に強みがあります。ODIでもCDCがサポートされていないわけではありませんが、GoldenGateによって大いに補完されるでしょう。