Oracle JDeveloper 11g 発表 (10/1 リリース予定)

長らくTechnology PreviewのままだったOracle JDeveloper 11gですが、ついに製品版のリリースが発表されました。OTNでリリースされるのは、10/1を予定しています。

同時に、Oracle ADF 11gも製品版リリースとなるので、11gの新機能であるOracle ADF Faces Rich Client (Webアプリでリッチクライアントを実現するJSFコンポーネント) も心置きなく使えるようになりました :-)

これまでのリリースでは、JDeveloperは基本的にはOracle Application Server (OC4Jなど) と同じタイミングでリリースされ、同じバージョン番号を持っていました。

その点では、今回のOracle JDeveloper 11gは変則的です。今後注力するJava EEコンテナ Oracle WebLogic Server 10.3への対応を強化するため、Oracle Fusion Middleware 11gのリリースに先行して、Oracle JDeveloper 11gがリリースされました。

SOA開発機能 (BPEL PM、Oracle ESB、SCA)、WebCenter開発機能に関しては、Oracle Fusion Middleware 11g (Oracle SOA Suite 11g / Oracle WebCenter 11g) と同期する形で、Oracle JDeveloper 11gの次のリリースで提供予定です。

機能面では、Oracle JDeveloper 11g Technology Previewでも提供されていた、Java EE 5開発、Oracle ADF 11g、その他、JavaXML、DB (Oracle SQL Developer相当)などは、そのまま含まれます。SOA/WebCenter開発機能は入っていません。

Oracle JDeveloper 10g以前やOracle JDeveloper 11g Technology Previewでは、開発したJava EE/J2EEアプリを簡単にテスト実行/デバッグするための「埋め込みOC4J」が提供されていました。Oracle JDeveloper 11gでは、それに代わって「埋め込みWebLogic」が提供されます。

ちなみに、9/8の「Welcome BEA Developer Event」の開発ツール セッションでデモに使ったのは、今回リリースされるOracle JDeveloper 11gの社内ビルド版で、「埋め込みWebLogic」もこっそりお見せしていました :-)