EJB3とJSFを統合するWeb開発モデル「Web Beans」、標準化へ
バック・エンドのビジネス・データやビジネス・ロジックにEJB3/JPA、フロント・エンドのビューやコントローラにJSFを使った場合、これら2つのレイヤ間のつなぎ/連携をそうするか、という点が問題になります。
JBoss Seamは、DIの概念を用いてこれを解決しようとしていますし、Oracle ADFでは、バック・エンド (EJB、POJO、Webサービスなど) を抽象化したADF Modelを定義し、フロント・エンド(JSF、JSP+Strutsなど)にバインディングするADF Data Bindingという仕組みを持っています。
最終形がどんなものになるか、現時点で予想するのは難しいところですが、JBoss Seam、Struts Shale、Oracle ADFなどの経験が吸い上げられる形で標準化されていくことを期待したいですね。
JBoss社によると,米Borland,米Google,米Oracle,米Sun Microsystemsが協力するという。Web Beans標準化作業では,「JBoss Seam」や「Oracle Application Development Framework」,Apache StrutsShaleなどの原理を活用する。例えばJBoss Seamは,宣言型および文脈型の状態管理を通じて,Webアプリケーション構築の統一コンポーネント・モデルを提供している。Apache StrutsShaleは,必要に応じて組み合わせ可能な機能セットを備える。