SASH (Struts/Axis/Spring/Hibernate) & Oracle

satonaoki2006-02-10


SASHスタックテスト済みバージョンをリリースし、そのサポートも提供しているSourceLabsが、Oracleと新たに提携し、SASH 1.1のOracle Fusion Middleware (Oracle Application Server 10g)上での動作を認定しました。

Oracle Fusion Middlewareは、J2EEサーバ、SOAスイート(ESB、BPMなど)、ID管理、BIなど多様な機能を提供していますが、すべてオラクル製品にしろということではなく、各コンポーネントが他社製品/オープンソース・ソフトウェア (OSS) 上での動作や、他社製品/OSSとの連携を推進する「ホット・プラガブル (Hot-Pluggable)」という戦略を打ち出しています。

たとえば、Oracle BPEL Process ManagerやOracle ESBはJBossWebLogicなどの上で動作しますし、Java開発ツールの分野でOracle JDeveloperに加えてEclipseを支持しているのも、「ホット・プラガブル」の一環です。今回のSASHサポートも、その一環と言えるでしょう。

ちなみに、SASHは、Java開発者に人気の高いOSSであるStruts、Axis、Spring、Hibernateの頭文字を取ったものです。対象レイヤは違いますが、OSSのスタックという意味では、LAMP (Linux/Apache/MySQL/PHP) に似ていますね。SourceLabsは、SASHを手がける前から、AMP(Linux/Apache/MySQL/PHP)スタックのリリースとサポートもしていた企業です。SASHについては、この記事などもどうぞ。