PMD & JDeveloper

satonaoki2006-01-30


Javaソースコードアナライザの「PMD」は、Javaソースコードをチェックし、バグの原因になり得るコード、デッド・コード(使われない変数など)、最適でないコード、複雑すぎる式、重複したコードなどを検出できる、便利なツールです。

Antタスク、Mavenプラグイン、多数のJava IDE/Javaコードエディタ向けプラグインが提供されているので、使っている方も多いかもしれません。

多数のルールが提供されており、適用したいルールを柔軟に指定できるのも便利ですね。

PMDでは、JDeveloper拡張機能(プラグイン)として実装された、Oracle JDeveloperとの統合機能も提供されています。

JDeveloper 10.1.3では、メニューの[ヘルプ]>[更新の確認]を選択し、[更新の確認]ウィザードで、URL "http://pmd.sf.net/center.xml" の[更新センター]を新規追加します。追加した[更新センター]を選択して更新を確認すれば、PMD拡張機能を自動ダウンロード/インストールできます。

JDeveloper 9.0.5/10.1.2では、手動でインストールします。次のページから、JDeveloper 9.0.5/10.1.2向けのアーカイブ (今日時点では "pmd-jdeveloper9052-bin-1.7.zip") をダウンロードし、含まれているJARファイルを/jdev/lib/ext/ 以下にコピーします。


10.1.3でも9.0.5/10.1.2でも、PMD拡張機能インストール後にJDeveloperを再起動すると、メニューの[ツール]>[設定]で表示される[設定]ダイアログに[PMD]が追加されているはずです。

JDeveloper左上のナビゲータで、プロジェクトやJavaクラスを右クリックして[PMD]を選択すると、PMDを実行できます。

ルールは、マウス操作で手動選択もできますが、XML設定ファイルを書いておいた方が長い目で見れば楽でしょう。