ESBのForrester Waveレポート

satonaoki2006-01-17


先週開催したセミナで紹介した、とあるアナリストレポートに興味を持たれた方が少なくなかったので、blogでも紹介しておきます。

突然ですが、リサーチ会社Forresterによる"Forrester Wave"をご存知でしょうか? これは、特定のマーケットのベンダ/製品群を、現行の製品 (Current offering)、戦略 (Strategy)、マーケットでの存在感 (Market presence) という3つの軸で評価するものです。

この手のマーケット分析は、実行力 (Ability to Execute) とビジョンの完全度 (Completeness of Vision) の2軸で4つに分類するGartnerのMagic Quadrantが有名ですが、Forrester Waveはそれに対抗するもののようですね。

さて、先週のセミナで紹介したのは、ESBマーケットの2005年第4四半期のForrester Waveです。このレポートでは、マーケットのベンダ/製品を、基本的なESB製品 (ESB Suites)と、ESB機能の加えBPM機能などより高度な機能も含むSOA基盤 (Comprehensive ESB Suite) の2つに分類し、それぞれを評価しています。

ラクルの場合、BPEL準拠のBPMエンジン「Oracle BPEL Process Manager」、今後登場するESB「Oracle ESB」などを含む「Oracle Fusion Middleware」を "Comprehensive ESB Suite" と見なして評価されています。

手前味噌ですが、Oracle Fusion Middlewareはかなりいい製品になってきており、このレポートでもそれを受けてかなりの好評価になっています。この分野に興味のある方を、ご一読をお奨めします。