なぜオラクルは「Ajax!」と言わないのだろう

「Apache MyFaces Cherokee Project」のエントリを書いたのは、実は@IT 新野さんのblogエントリを読んだのがきかっけでした。

• S/N Ratio > MyFaces Cherokee Project - オラクル、JSFコンポーネントをオープンソース公開 (2006/01/09)
  • http://d.hatena.ne.jp/satonaoki/20060109/p1

• Randomwalk (新野淳一さん) > なぜIBMやサンやオラクルは「Ajax！」と言わないのだろう (2006/01/06)
  • http://blogs.itmedia.co.jp/randomwalk/2006/01/ibmajax_3b8a.html

Ajaxがブームになるずいぶん前から、いくつかのベンダはJavaScriptに対応した開発ツールをリリースしたり発表したりしています。が、なぜかマイクロソフトをのぞく大手ベンダからはAjaxというメッセージが聞こえてきません。.....
最近では、2005年6月にサンフランシスコで行われたJavaOneで、オラクルの開発ツールJDeveloperがAjaxに対応すると発表していました（これも製品はまだのようです）。
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オラクルは開発ツールに関するメッセージがもともと強くないベンダだったのですが、2006年はミドルウウェアのレイヤに注力することを考えると、これから何かのメッセージが出てくるかもしれません。それがAjaxかどうかは分かりませんけれど。

確かに、現状では各ベンダのメッセージは、ここに書かれている通りだと思います。

オラクルのメッセージも、メインのメッセージはミドルウウェア (Oracle Fusion Middleware) になりますが、今回のMyFaces Cherokee Projectや今後提供予定のOracle ADF Facesのリッチ・クライアントなどの動きがあるので、メッセージを出して行きたいところですね。

なお、JaveOneでは「JDeveloperがAjaxに対応すると発表」したのではなく、JSFコンポーネント Oracle ADF FacesがAjax/リッチ・クライアント対応するということでした (詳しくはこちらから)。JaveOneの基調講演でも、「Oracle ADF Faces」に今後含まれる予定のリッチ・クライアント・コンポーネントを使ったリッチなWebアプリをデモしていました。もちろん、ADF Facesを使ったJSF開発ツールとしてJDeveloperは非常に便利ではあるのですが、直接「JDeveloperがAjaxに対応」というわけではないので…。