Oracle Database XEの主な特徴と制限事項

satonaoki2005-11-01


昨日に続き、XEの話題です。

米国のOTNに、XEのトップ・ページが出来ています。機能紹介した、マニュアル、チュートリアル、ソフトウェア・ダウンロードに加え、FAQとデータ・シートも公開されているので、興味のある方はお読みください。

FAQやマニュアルなどから、XEの主な特徴と制限事項を挙げておきます。

  • ダウンロード、開発とデプロイ、(ISVなどによる) 配布のすべてが「無償」
  • Oracle Database 10gのEE、SE、SE Oneと同じコード・ベースを使用
  • ターゲット:
  • プログラミング・インタフェース:
  • 制限事項
    • ユーザ・データは4GBまで
    • XEのDBインスタンスは、1サーバ上で1つまで
    • (マルチCPUサーバでも) Oracle DBプロセスが1CPUしか使わない
    • Oracle DBプロセスが使えるメモリは1GBまで
  • プラットフォーム:

XEがサポートする機能一覧は、ここに出ています:

  • Oracle Database XE Installation Guide > Features Listing

EEやSE、SE Oneと比べて、何がサポートされなくなっているか明確に分かる資料は、今のところないようです。RAC (Real Application Clusters)、パーテイショニング、Data Guardといった、ミッション・クリティカルなシステムに求められる機能や、XML DBなど先進的なテクノロジをサポートした機能は、XEではサポートされていないようですね。

とはいえ、「基本的」なリレーショナル・データベース機能を使いたいだけなら、十分な機能があると思います。