ESI
- yyamanoの日記 > [Comp]Oracle Web Cache (2005/01/30)
http://d.hatena.ne.jp/satonaoki/20050124/p1 で紹介した事例ではおそらく、http://www.almaden.ibm.com/u/mohan/Caching_VLDB2001.pdf で言うところの "fragment-level caching" は使用しておらず、ページ全体をキャッシュする構成です。
ですが、OracleAS Web Cache 10gは、"fragment-level caching" もサポートしています ("partial-page caching" と呼ぶことが多いのですが)。これは、キャッシュの単位をページ全体レベルではなくページのサブセット (フラグメント) にすることで、キャッシュ可能なコンテンツを増やしたり、キャッシュ・ヒット率を向上させたりして、キャッシュ・サーバの更なる効率化を図るものです。
OracleAS Web Cache 10gでpartial-page cachingを使うには、どのフラグメントでキャッシュするか、などの情報を指定するために、Edge Side Includes (ESI) というマークアップ言語をHTMLマークアップに追加します。
ESIはOracleとAkamaiが中心となって仕様を定義したものですが、多くの企業が賛同しています。他社製品では、WebSphere Application ServerがESIをサポートしているようです。
- Edge Side Includes (ESI)
- オラクル > OracleAS 10g > Webアプリケーションの高速化
- OTN > OracleAS Web Cache 10g
- IBM > WSDD > High Volume Web Site技術白書 > 第6回「大規模Webサイト用にWebSphereが動的コンテンツをキャッシングする方法」